【書評】「なかなか自分で決められない人のための「決める」技術」

IMG 4CCE87D362A8 1 - 【書評】「なかなか自分で決められない人のための「決める」技術」 レビュー

このブログの著者は決めることができません。特に人生レベルの決定なんて誰かにお願いしたい。そいつのせいにできるから。なんて思わなくもない。

あれも欲しいしこれも欲しい。あれもやりたいしこれもやりたい。結局何も得られない。

そんな感じのやつなので、この本を読んでみました。

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「はじめに」

の冒頭は「すばやく正しい決断ができれば、仕事も人生もうまくいく!」から始まります。「すぐに」「正しい」決断ができるようになるためには決める基準が必要とのこと。

読んでいくと「早く決断できる人は、たとえ失敗しても、すぐに次の決断ができるので、挽回するのも早い。復活も早い」とのこと。

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なかなか自分で決められない人のための「決める」技術

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0 - 【書評】「なかなか自分で決められない人のための「決める」技術」

「決められない」にはワケがある

なんとなく人生を歩んでいる VS 自分の人生を経営している

経営者は「決める」ことが仕事。仕事とは「自ら決めて動くこと」。つまり自分の人生を歩んでいる人は「自分の人生を経営している人」ということ。

ちなみに「決める」とは「行動」とセット、行動するまでは思っているだけ。これを意識すると人生が変わるらしい。

悪い方へと考える VS 考えても仕方ないことは考えない

様々なシーンで「うまくいかなかったらどうしよう」と考えがち。そして行動できない。考えても仕方がないことは考えても何も生まない。

「うまくいかなかったらどうしよう」ではなく「どうすればうまくいくか?」ということに常にフォーカスすること。ネガティブなことを考えても成功率は上がらない。

先のことを完全に予測することはできない以上、その時点でベストと思える決断をしていくしかない。

あれもこれもと欲張る VS 一つに絞り、他の選択肢は捨てる

決められないということは捨てることができないということ。あれもやりたい、これもやりたいではどれも中途半端になってしまう。

そうすると目的も明確になり、その目的あっているかどうかを判断することができるようになる。

そして捨てたもののことは考えないこと。

物事を速く正しく決めるコツ

「幸せ」の定義が曖昧 VS 「幸せ」が何かわかっている

この本の筆者は「幸せとは、自分の価値観を明確にし、それを現実に手に入れた状態のこと」と定義しているようです。他人の価値観に合わせる必要はない。

このように価値観を明確にしておけば何が幸せかわかりやすい。成功の先に幸せがあるのではなく、幸せの先に成功があるとのこと。

このためには自分のことをよくわかっておく必要がある。本書の中で「衣」「食」「住」「遊び」「学び」「人間関係」「健康」「仕事」「家庭」の九つの項目で各々「自分にとって大切なことは何か?」を考え、表にして埋めていく。

同じ質問を10回繰り返してそれの優先順位をつけて並べていく。これが価値観のまとめとなり、自分の幸せに合う正しい判断が速くできるようになるとのこと。


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TPOワンポイント機能性シンプルサイズ感全体の色味季節感
珍しさ製造工程バランス


コスト利便性広さ陽当たり


遊びメンバー思い出目新しさ文化・自然


学び自主性興味アウトプット



人間関係笑顔共有




健康運動食のバランス




仕事成長できる達成感がある貢献できるやりたいか行動力

家庭帰属感安心




頭の中でだけ考えている VS メリットとデメリットを紙に書き出す

やる場合のメリットとデメリットを書き出す。感情面、経済面、時間面、労力面、健康面、将来面、家族、お客様。

これはやらない場合のメリット・デメリットを書き出すと違う視点で判断ができるようになる。

私がやるメリットとデメリット、私がやらないメリットとデメリット。

今やるメリットとデメリット。今やらないメリットとデメリット。

決め方のノウハウを知らない VS 「マーケティングの11項目」を知っている

誰が、なぜ、何を、誰に、誰のために、誰と、いつからいつまで、どのように、いくらで、いくつ、どこで。

これら11項目を埋めると行動できるようになる。私主催で友人で登山に行くとする。

「誰が」(主催者は?)・・・私が

「なぜ」・・・友人と親睦を深めつつ大自然でリフレッシュするため

「何を」・・・登山を

「誰に」(提供する?)・・・友人らに

「誰のために」・・・友人らと私のために

「誰と」(企画するのか?)・・・私一人で

「いつからいつまで」・・・9月の三連休、二泊三日

「どのように」・・・レンタカーを借りて、山小屋泊で

「いくらで」・・・一人3万円以内

「いくつ」・・・5人ぐらい

「どこで」・・・蝶ヶ岳

このように埋めていけば実行できそうな印象が持てるだろう。これらは今決めなくてもいいことは決めなくてもいいと判断することも大切。

協力・許可でつまづく VS 自分一人で決められるものから決めている

決断できない人は周りの人にどうやって協力してもらおうか、許可してもらおうかを考えすぎてしまいタイミングを外してしまう。

語学を学ぶときでも上の11項目を埋めればすぐに動ける。

自分の決め方を把握していない VS 自分の決める基準の傾向を知っている

性格は「感情」「理性」「本能」で成り立っているらしい。言い換えると「好き嫌い」「損得」「勝ち負け」。このどれかの基準に従って決めているとのこと。

たとえば飲みに行って奢る場合。

「感情」で決めている人は奢るのが好きな人。奢りたいから奢る。

「理性」で決めている人はこのメンバーに奢っておけば今後いいことがあると考えている。

「本能」で決めている人はこのメンバーなら自分が奢らないで誰かに奢らせてしまったら負けだと思っている。

とのこと。自分は理性と本能が強そうだ。そして相手の決める基準を理解していれば物事は円滑に進む。

* * *

決断は理由とともに。そして振り返ること。大きなことばかり見ないで目の前のことに力を注ぐこと。

その他参考になりそうなことが書かれています。

ぜひご一読ください。

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