カーシェアリングでもレンタカーでも、事故を起こすことも傷つけることもほとんどない。あってはならない。
が、どんな環境でもヒューマンエラーは生じる。車幅がわからず擦ってしまったり、バックの際に下がりすぎてしまったり。
今回は、カーシェアリングの車を擦ってしまった時の話である。
今回の状況
今回の環境としてはオリックスのカーシェアリングサービスを使用、他県へ移動していた。オプションの保険は入っていない。今回はオリックスだったが、タイムズでもカレコでも同じと考えて良いだろう。
狭い駐車場で切り返しを行う際にクルマを外の柱に擦ってしまった(柱には擦った跡がたくさんあった)という状況。
車としてはバンパー上部に傷がついてしまったが、全然自走可能、柱としても元々の傷に一つ傷が増えてしまった程度、人的被害はない。
シェアリングカーを擦ってしまった時、あなたならどうする?
さて、擦ってしまった時、あなたならどうするだろうか。二通り考えられる。
(1)(自走可能だし、お出かけ中断するの嫌だし、お金取られたら嫌だし)見てないことにする。
見ていないことにするのも一つだ。その場から逃れられる。だがリスクでもある。
メリットとしてはその場から逃れられ、継続して買い物や旅行を楽しむことができる。バレない可能性もある。
デメリットとしては心理的に違和感がある、シェアリングカーの運営会社にバレて退会や罰金等のペナルティが課せられる(ペナルティの内容は運営会社のWebサイト参照)。
傷に関しては乗車時にチェックするはずであり、清掃員のチェックも入っているため、バレるという前提の方が良いだろうか。
(2)(やっぱり自分のミスだし)ルールに従って正直に報告する。
ミスはミス、潔く報告することも選択肢だ。
メリットとしては罪悪感的な心理的ダメージから逃れられる。
デメリットとしては何が起こるかわからない。褒められはしないだろう。お出かけは中断するのか、続けられるのか。
ということで報告してみた。
過失は過失なので報告してみた。
報告した状況としては、擦った場では連絡する決心ができず、昼食のために移動した30分ほど後のこと。オリックスの当該ダイヤルに電話。
コールセンターっぽい非常に丁寧な電話の応対。
「お怪我はありませんか?今後の対応として、一度警察に連絡をとっていただいて、現場検証をしてもらうことになります。その後に、警察の担当者等をご連絡ください」
うわ、面倒臭い。擦っただけなのに。
従わざるを得ないので従った。
ということで、交番に行って、いなかったので電話で警察を呼んだ。
「擦ってしまったのですが。カーシェアで、連絡してくださいとのことで連絡しました」と素直に話す。
「参りますのでお待ちください」
旅を中断して、やむを得ず、待つ。言われた警察はめっちゃ困っただろう。私が警察なら「知らんがな」。
現場検証に至るまで。。
「どこで擦ったかわからないです」と言った。
警察は困る。
「それではどうしようもないので、現場検証のしようがない。思い出してください。ルートを辿りましょう」と。
正直に県外からきてどんなルートで通ったか話す。威圧感があったわけではないが、わかりませんでは通らない気がする。
「あー、思い当たる節、ありました」と、知らん顔して話すことにした。
で、警察と一緒に目的地に向かう。パトカーについてこられるのは人生初。警察と縁があったのは落とし物を拾った時と、自転車の無灯火ぐらいだ。
そして当該場所にたどり着く。
「バックで駐車したんですけど、斜めだし狭かったので曲がりきれなかったので切り返して、その時にこの柱に擦ったっぽいです」と。
「高さ的にもここみたいですね」
擦った相手は郊外の小さな商業施設の外階段の支柱だ。前述のようにそもそも傷が多い。警察官は施設のオーナーを呼んでくる。オーナーは見るからに優しそうな雰囲気の初老のお爺さまだ。
「あ、大丈夫ですよ、そもそも傷が多いし」
ということで、賠償等はなし。
警察の現場検証とやらも終わり。警察の担当者の名前はオリックスに言わなければならないため聞いておいた。警察の方、お手数をおかけしました。
早速オリックスに電話して賠償なし、問題なしという旨を話す。
「ありがとうございました。保険会社から連絡が行くと思いますので・・・」
と言われ、終わり。オリックス側へのペナルティはないようだ。
保険会社との電話
次の平日、保険会社から連絡があった。
「賠償はないですか」
「ありません。警察のいる元で確認していただいています」
「わかりました、ありがとうございました」
で、終わり。
まとめ
自動車を擦ってしまって潔くオリックスに電話した。
警察に連絡するように言われて連絡し、現場検証をした。
問題がなかった旨をオリックスに報告した。
保険会社から連絡があり、内容の確認があった。
ペナルティ、なし。免許の点数が引かれたとかそういう話も聞いていない。
生じたのはおでかけの中断。
自分のミスは自分のミス、素直に話しましょう。
(了)
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