未来を見越して今を生きよう。SDGs(持続可能な開発目標)とは。

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SDGsという言葉をご存知ですか?

図書館でたまーに特集が組まれていたり、メディアでたまーに取り上げてたりする、あれです。

SDGs、Sustainable Development Goals、持続可能な開発目標ってやつです。

ちょっとこれについて考えていきましょう。

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そもそもSDGsとは

上述のようにSDGsはSustainable Development Goalsの略で「持続可能な開発目標」と訳されます。

国連が2015年に採択した目標で、国際社会全体の2030年に向けた環境・経済・社会についての掲げられています。

同じく2015年には地球温暖化対策として「パリ協定」が採択されており、そちらにアメリカが加わらないとかなんとかでパリ協定の方が目立ってしまっています。

2000年にはMDGs(Millennium Development Goals)という陰が薄い目標があったのですが、こちらは政府とかが主導、つまりトップダウン的に取り組んできたのがこちら。

まだまだ不十分ですが、ジェンダー関連、教育など一定の成果が上がってはいますが目標値には達していません(あくまでも目標なので、無理だとわかっていて掲げられていたと思われる)。

一方でSDGsはボトムアップを含めて、つまり民間企業を含めて環境問題や社会課題に取り組んでいきましょうっていうのがこれです。

SDGsの中身は?

ロゴにあるような17個の項目が中身です。

このサイトでわざわざ取り上げることはしません。

平たくいうと「なんとなくみんなそうした方が良いと思っていることに、ちゃんとみんなで向き合っていこう」だと私は認識しています。それを分割したら17個になった、的な。

この根底にある「持続可能な開発」とは「将来世代のニーズを損なわずに、現代世代のニーズを満たす開発」を指すらしいです(環境省)。

経済番組ではちょっと前によく「ESG投資」が話題になりました。Environment、Social、Governanceの要素を考慮した投資で、財務状況以外にも配慮して投資していきましょうっていうやつで、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)も一部をこれも指標にしています。

SDGsの理念と結びついてます。

つまり、SDGsに向かって企業はビジネスにしてもらって、将来をよくしていこう、っていうのが考え方で政府が進めています。

CSRの発展系とも言えよう。

SDGsはボランティアではない。

業界の取り組み

日本化学工業協会では2017年に化学産業のSDGsビジョンを策定。

ビジョン1 化学の力によりイノベーションを創出し、人々の豊かで健やかな生活に貢献します

ビジョン2 世界的な環境・安全問題への取り組みを支援します

ビジョン3 ステークホルダーとの対話を通じて、化学産業による貢献を促進します

産業としての取り組みもどんどん活発になっています。

個別企業としてはフランスのダノンさんがSDG2(二つ目に掲げられた目標、この場合は「飢餓をゼロに」)って奴に関して取り組んでいるようです。

「飢餓を終わらせ、食糧安全保障および栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する」

同社は18か国の主に現地農業従事者約19,000人のスキルを支援し、訓練を提供、さらにスキル強化を行う「エコシステムファンド」を構築しました。本プログラムにより、農業従事者のスキルの向上が期待できるのみならず、彼らの作り出す製品の品質向上も見込まれます。

とか取り組みがあったりします。

企業としては別に強制されるものではないので、CSRとかIR情報にこっそりSDGsの文字だけ入っている場合もあったりなんかして。

混乱しながら取り組もう

国連が主導でボランティアっぽかったりとする一方で、実はESGとかGPIFが関わったり、企業で取り組みが進んでいたりとかするSDGs。

話題に上がったり上がらなかったりしますが、話題に上げて自分のやれることやれたらいいっすね。

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