———-ギリシャの良さは島々にある。
こんなフレーズ、どこかで目にしたこと、ありませんか。
ギリシャは全土観光遺産として遺跡が豊富だし、内陸部には奇岩の街があり文化的にも醸成しています。食文化もイタリアとトルコの影響を受けており、とっても魅力的。
今回はイタリアにもほど近いギリシャの世界遺産の旧市街地を有する島、コルフ島ケルキラをおすすめします。
コルフ島とは？
コルフ島はケルキラ島と呼ばれたりもします。一番大きな街はケルキラです。英語・イタリア語でコルフ、古代ギリシャ語でケルキラとか。
ギリシャの島といえばサントリーニ島、ミコノス島などなど、おしゃれでキャッチーな島がたくさん。リゾートアイランドとして有名で、ハネムーンとかでも人気です。
その一方でコルフ島はイマイチ目立ちません。アテネよりもイタリアの都市の方に近いという理由があるのかも。というかサントリーニ島やミコノス島が人気すぎるのかも。
コルフ島は地中海の東側、イオニア海に浮かぶ島で、この位置から歴史的にはアドリア海をめぐる争いの舞台になったとか。
この辺です。
イタリアのバーリとアテネを直線で結んだ中間ぐらい。
この島の最大の都市であるケルキラの旧市街地は世界遺産にも登録されており、実際に歩く街並みはイタリアのようです。ギリシャらしくないのが魅力でもあるかも。
歴史
ナポレオンの手に落ちるまでの1204年から1797年までヴェネツィア共和国のもとで発展しており、オスマン帝国からの攻勢にも逃れたようです。ナポレオンの後始末で有名なウィーン会議でイギリスの保護領に50年ほどなり、ようやくギリシャ領になり、その後は取って取られてでギリシャのものに戻っている状況です。
旧市街地を挟んで、海側に旧要塞と新要塞があります。新要塞から街が一望できるはずでしたが、自分が行った時はなぜか入れなかったという。
魅力
旧市街地を歩いてみると、土産物屋さんやタベルナ、カフェが所狭しと並んでいます。
教会に入ることもでき、気持ちはイタリア。というのも正教会の雰囲気というより、イコンがなくてカトリックに近い教会の作りだったからかな。
地中海地域はマルタと北イタリアしかいったことありませんでしたが、ギリシャの街並みのイメージよりもイタリアを歩いているという気持ちが高かったです。
でも食べ物はやっぱりギリシャ。イタリアンのレストランも多く、ジェラートのお店も多いですが、ここはギリシャ、フローズンヨーグルトなるものがすっげぇうまい。
夕食はギリシャ風ミートボールで。味はまぁあれだ。
海がすごく澄んでいて、本当に美しい。ビーチまではちょっと遠そうなのは残念です。
また新旧二つの要塞があり、旧要塞には協会や時計台などが残されています。
夕焼けがとても綺麗で、私はホテルに戻る時のカフェでヨーグルトをいただきました。ギリシャヨーグルトってやつです。そしてホテルではバルコニーで缶ビールを飲んだり。
アクセス
交通的にもイタリアの都市からフェリーが多く出ているため、イタリア人も多くくるのだと思います。
私はギリシャのメテオラからケルキラにきました。ルートとしてはメテオラからバスでイオアニア、そこからバスでイグメニツァまで行ったのちにフェリーに乗ってたどり着きました。
出るときはアルバニアのサランダへ。
フェリーのタイムテーブルはこちらが参考になると思います。
宿泊
私は国内線ターミナルの目の前にあるアトランティスホテルを使いました。だって荷物持って歩きたくないし。
旧市街地までは10分ぐらい、6,000円と安め。調べた範囲ではゲストハウスなどが見つからず、その日は最安値でした（前日にメテオラで予約）。
非常に清潔感のあるホテルです。カフェ・ラウンジが併設されています。
立地が非常によく、フェリーターミナルが目の前、旧市街地も徒歩で行くことができます。レストランも周りにたくさんあり、フェリーの切符を買う旅行会社が近いのも助かりました。
＊ ＊ ＊
街歩きが楽しいケルキラ、オススメですよ。コルフ島の日帰りできるかもしれませんが、勿体無い。とはいえ、ケルキラだけなら一泊で十分です。
ぜひ訪れてください♪
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