最悪だ。エティハド航空ならば安心だと思っていたがそんなことはなかった。ロシアのドモジェドヴォからアブダビへは問題なく飛び、あとは3時間良い感じで時間を潰せば成田へのフライトで座っているだけ。そのはずだった。
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そもそもエティハド航空のトランスファーデスクが開いていない。しょうがないからインフォメーションで聞くと隣のターミナルに行けという。歩いて5分とのことなのでしぶしぶ歩いてターミナルに向かう。
エティハド航空のトランスファーデスクにたどり着く。
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エティハド航空のトランスファーデスクは自分の前に10人以上並んでいたが窓口は3つしか稼働していない。1人10分以上時間がかかるため遅々として進まない。
待つしかないため待ち。気がつけば自分の後ろには30人以上のすごい列。写真を撮っていて捕まっていたアジア人もいた。
「搭乗券が発券されていないので発券してください」
「あーオーバーブッキングですね。あなたの席はないです」
「いやいやいやいやいや、待てよ」
「明日の同じ便になります。ホテルなどは手配してエティハド航空のバウチャー600USD分もお渡しします」
「俺は今日帰りたい。仕事あるし」
「嫌ならまた自分で予約し直してください」
脅しやがった。。。
「じゃあそれで良いからやってよ。というか名古屋行きとかあるでしょ」
「それもできない。」
「韓国とかタイ経由は」
「明日の同じ時間の便になります。嫌なら自分で取り直して」
うわー、一点張り。。
諦めざるを得ない。態度悪いし最低。本当に翌日から仕事に行く必要があったため、上司に渋々連絡をする。
ホテルと600USDのバウチャーを手にして人の流れに逆行して外へ向かう。この時、アルメニアの空港で買ったブランデー「アララト」は没収された。
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よりによってアブダビ。外に出られるのは良いけれどアブダビとか興味がなさすぎる。この空港はWi-Fiが簡単に使えるのがせめてもの救い。
ポジティブに考えようにも仕事があると考えるとネガティブにならざるを得ない。つくづく真面目な日本人だな、と思う。
バゲッジクレームで荷物の事を聞くと「成田に送られている」と。そうだよね。
結構厳しい入国審査を受けて入国した。
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確かにホテルは申し分なく食事も三食ビュッフェ（ただし一食は時間がなくて食べられなかった）。
ラッキーだったことに着替えほぼ一式とiPadを手荷物として持っていたことである。
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ほぼ24時間後、ホテルにピックアップに来たタクシーで空港に向かう。
何事もなかったようにチェックイン。
あてがわれた座席は「やや広いエコノミー」。つまり向かいに壁がある最前列の通路側の席。
バウチャーについて聞いてみると「予約は電話のみ。日本語対応ない。日本には窓口なし」とのこと。
最低だ。せめてインターネットで使えればいいのに。このご時世に。。
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ちなみに仕事に行けなかった件とこの対応の悪さについてエティハドさんにメールの苦情を送ったが返信は一週間後ぐらい。別に何も変わらなかったけど。
TwitterのDMは返信だけは早いため、アカウントをお持ちの方はそちらに苦情をたくさん送って憂さ晴らししてください（@EtihadAirways）。
後日談：コロナで海外旅行に行けない状況になってしまったため、600USD分のバウチャーはなかったことになったとさ。
※ちなみにオーバーブッキングは法律で認められていることらしいです。オーバーブッキングして保証してでも航空会社の方が得をするこの仕組み。
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