アルメニアはアゼルバイジャン・ジョージアとともにコーカサス三国を構成する国家の一つです。
ジョージアから来る人やひょっとしたらトルコとセットで観光する方もいると思います。そんなアルメニアの観光の見所をご紹介します。
アルメニアの見所
確かにエレバンはかなり綺麗に整備された都市です。ですが、アルメニアの見所は修道院にあります!
私は丸一日しか観光がありませんでしたので、トビリシからの夜行電車でエレバンについてからゲガルド修道院、ガルニ神殿、セヴァン湖、ホルヴィラップ修道院、そして夜のエレバンを観光しました。もう半日あればエチミアジンやブランデーのアララト蒸留所なども楽しめると思います。
ゲガルド修道院
世界遺産に登録されている神殿です。ゲガルドは「槍」の意味。修道院の起源は4世紀とされており、現在のものは13世紀に建築されたもの。
建物自体も美しいのですが、山の中の空気感が修道院の張り詰めた空気にエネルギーを与えている印象です。洞窟の中の施設も含め、非常に神々しい空間があります。
これも売っています。ガダという人の顔より大きいパイ。おいしいけど一人じゃ食べ切れない。。
エレバンからタクシーで1時間ぐらい。
ガルニ神殿
ガルニは峡谷の上に建てられており、紀元前3世紀ごろに築かれた要塞。地震で倒壊してしまいましたが、1930年代にその断片で建てなおされました。
ガルニ神殿はゲガルド修道院と近く、セットで回ることができます。ゲガルド修道院から15分かからないぐらい。
セヴァン湖
コーカサス最大の湖で、地球の歩き方曰く「アルメニアの真珠」。海抜1,900mにあります。リゾートになりきれてはいませんがビーチが広がっており、ランドロックのアルメニアにとってその国民に愛される湖です。
レストランもあり、そこでローカルな食事を食べることができます。修道院もあり、とても美しいです。
エレバンからタクシーで約1時間半とちょっと遠め。季節によっては電車でもアクセスできます。
ホルヴィラップ修道院
アララト山を眺めることができる修道院。周りには何もなく、丘の上にポツンと立っています。アルメニアをキリスト教かした聖グレゴリウスが幽閉されたという地下空間が今でも残っており入ることができます。
その地下空間のある礼拝堂は7世紀のもので、修道院は13世紀のもの、中庭中央の境界は17世紀のもの。
トルコとの国境が近くなっています。
エレバン
アルメニアの首都エレバンは非常に整備された都市で、街並みはヨーロッパ。
それはソ連に編入した後に計画的な都市再建がなされたため古い建物が残っていないためです。ですが整然としていて歩いていて温かみのある街並みは都会的な印象を与えてくれます。
弾丸旅行者のアルメニア観光はタクシーで!
アルメニア観光はタクシーがオススメです。
当初の予定はゲガルド修道院とガルニ神殿に行き、その後セヴァン湖に行ってエレバンに戻り終わり。タクシーにそのコースでお願いをしたところ、それで20,000AMD(約4,600円)。
ですが途中のセヴァン湖でホルヴィラップ修道院に行くという話が出て、それで+15,000AMDで良いとのことで連れて行ってもらいました。
つまり全体としてタクシーを朝9時ごろから夕方5時ごろまでチャーターして35,000AMD(約8,000円)でした。
時間的にはちょうどよかったのですが、エレバンの街を見る時間がなかったのでプラス半日ぐらいあると完璧に楽しめると思います。
暇な人はバスなどで地方の修道院も行ってみてください。
キリスト教とアルメニア
アルメニアはキリスト教を初めて国教と認めた国家です。
ローマ帝国は当初キリスト教に対して批判的でしたが、313年ミラノ勅令で信仰の自由を保証、その後392年にテオドシウス帝1世によってキリスト教は東ローマ帝国の国教として定められます。
そのため今でも修道院が多く残っており、アルメニア使徒教会を信仰しています。
アルメニアに行く際の注意!
アルメニアのスタンプがあるとアゼルバイジャンへの入国はとても大変とのこと。アゼルバイジャンとの国境地帯の情勢は不安定です。なのでコーカサスのルートを組む場合はアゼルバイジャンから入ることをオススメします。
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ジョージアに行く際はアルメニアにも訪れて、ぜひ1日割いて観光してみてください。ちなみに正式国名は「ハイアスタン共和国」。
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