旅をするときは、新しい音楽を買うことにしている。
当初はその土地にまつわるものを探していたけれど、案外それが難しかったり自分の好みでなかったりするうちに、必ずしもそのも土地のものでなくてもよいことに気がついた。
そんな経験はないだろうか。
それと同じで、旅の準備の時や直前、旅のときに繰り返し聴くと旅とリンクするようになる。
その旅のタイミングがライフイベントと重なったり、ライフイベントとは言えなくても自分に変化をもたらすタイミングとかぶることもある。
その場合はその音楽が3つをつなげる役割を持ち、旅を思い出させる。
旅と音楽
その国の音楽
初めはキューバだった。
ブエナビスタソシアルクラブなんて全く知らなかったけれど、勧められて映画を見て音楽を買った。
あらかじめブエナビスタソシアルクラブを見ていたからその国の音楽文化を理解できたし、旅を楽しみが増えた。
実際にハバナの街で演奏されているキューバミュージックやバラデロでのサルサ。それは旅に直結した音楽だった。
そんな経験に味をしめてカナダに行った時はケベックの民謡というかカントリーミュージックを購入した。しかし、これがしっくり来なさすぎてこういうのはやめることにしてしまった。
カナダ、ケベックシティの黄昏。
行き先にとらわれなくてもいいかな
マルタとキプロスに行ったときは邦楽を何曲か買った。だが結果的に行きに乗ったエミレーツで見たLA LA LANDのオープニングがかっこよすぎて、帰宅後に買ったこれがこの旅の音楽になった。
この場合は全然マルタにもキプロスにも関係がない。
だけれど、今でもLa La LandのAnother day of sunを聴くと自然と短いけれどとても意味のあったマルタの極彩色やややこしいキプロスを思い出す。
あらかじめ用意していた曲もあるけれど、いつの間にか自分の中のマルタ・キプロス旅のテーマソングみたいな感じになっている。
違うふうに結びついた
18年に訪れたバルカンの国々。自分の中で色々あったタイミングであり、椎名林檎の「人生は夢だらけ」などを持っていった。
必ずしも旅の記憶とは結びついてはこないけれど、色々考えた旅であり、そういう意味で「人生は夢だらけ」を持って行ったのはタイミング的にトリガーとなった。
今回は何を持って行こう
自分の場合、今回はたまたま見つけたヨルシカの音楽。
ヨルシカの「藍二乗」とか「だから僕は音楽を辞めた」とか聴くと、きっとアフリカの光と日本の桜の淡さをこじらせた日々に結びつけて思い出すことになる。
それはまた、別の話になるのだが。
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映画もノイズキャンセリングで聴けるので、聴こえ方が本当に全く違います。ワイヤレスだと機内映画の音には使えないのでご注意を。
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