ケベックシティ、イメージあります?
ケベックシティはケベック州に位置し、そのケベック州にはモントリオールもあります。人口や経済的にはモントリオールの方が大きいが、州都はケベックシティ。
ケベックシティは小さくて可愛らしい街です。でもこのフランスとイギリスのコントラストが残るという意味でも非常に勉強になる都市の一つ。とも言えるかも。
さてさて、ケベックシティはケベック州の州都、旧市街地は世界遺産です。
モントリオールからVIA鉄道で簡単に行くことができますよ。
私は
モントリオール空港→モントリオール数泊→VIA鉄道→ケベックシティ数泊→ケベックシティ空港
という流れで過ごしました。
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ケベックシティとは?
城塞のある旧市街地。
アッパータウンの黄昏時には街中で演奏されているジャズが流れて聞こえくる。セントローレンス川風も気持ち良くて、スタバのカップを片手に一息。
ーーーそんな情景の街、ケベックシティ。
高台にあるこの街からの夜景は美しく、対岸の落ち着いた景色も良く見える。
ちなみにモントリオールはカナダ第二の都市で、こちらもフランス語。経済的にはパリに次いでフランス語の都市としては大きいとか。モントリオールもケベックシティと同じくセントローレンス川に沿って発展しており、河川の重要性はここでも強調されます。
ケベックシティの歴史
セントローレンス川に臨んでおり、北米唯一の城塞都市。これだけで最高ですよね!
北米唯一の城塞都市で、1608年にフランス人サミュエル・ド・シャンプランが木造の砦をこの地に築いたことに始まります。カナダのスタートのところでもあります。
新しいフランス(ヌーベルフランス)の拠点としてビーバーの毛皮貿易などで発展。
しかし、英仏の7年戦争が飛び火、1759年のアブラハム平原でフランスがイギリス軍に敗れるとイギリスがケベックを取得。しかしフランス系人口は以前として多く、文化的・言語的にはフランス。
その後、フランスはイギリスと戦って負けたり、でもフランス人が大勢住み着いていたりと民族的にはちょっと複雑。
どんぱちやってるわけではないですが、ケベック州が独立したいっていうのもわかります。
フレンチ・カナダなので言語はフランス語。
ケベックシティ アッパータウンの情景
旧市街地はアッパータウンとロウワータウン(つまり上と下)に別れており、それぞれ素敵な趣があります。アッパーとロウアーは上と下で、地理的な配置です。
アッパータウンてこんな素敵なところ。
この写真はフェルモント・ル・シャトー・フロントナック。ケベックシティの顔ですね。
ケベック州の青い旗とカナダの国旗。
1893年に建設され。ホテルになっているようです。第二次世界大戦の時にはチャーチルとルーズベルトが会談した場所になったようです。
いやー天気も良くて最高。
イギリスとの戦争の時の大砲の弾らしいです。まだ残っているとは・・
小径には絵画がたくさん売られています。ちゃんと文化があるんだなぁ。
ケベックシティの黄昏、ジャズを奏でる音楽が聞こえたりと。
アッパータウンからセントローレンス川。
本当、ヨーロッパに来たような気持ちになります。治安は全く最高です。
数泊のんびりと過ごすと良いですね。
ケベックシティ ロウワータウンの情景
アッパータウンはホテルがたくさんあり、ロウワータウンはフェリー乗り場などがあります。階段で何度も行き来しました。
ロウワータウンに当てはまるのかわかりませんが、低地側にケベックシティの鉄道駅があります。そのため、鉄道を利用してケベックシティに入る場合はズルをする以外は頑張って坂道を登る必要があります。
って言ってもしれてますけどね。
とても立派、駅です。
駅から海の方に歩いていくと小さいながら市場もあります。
野菜のほか、アイスワインやサイダーなどのお酒、メープルシロップなども売っていました。川の近くなのに魚は見なかったような。
市場の裏の方。
ドックになっていて小さな船がたくさん。セントローレンス川の重要性を感じます。
これがいわゆるロウアータウンの街並み。
可愛らしい建物で、ケベックがフランスの影響を大きく受けているんだなーって感じました。
フランスには行ったことないけど。
プチシャンプラン通り。お土産物やバー・レストランが軒を連ねています。音楽が流れて来たりと癒される空間でした。
ちなみに自分はアッパータウンのユースホステルを使用しました。
朝食。シンプルで美味しい。
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セントローレンス川のフェリー
フェリーはロウワータウンへ降り、数分歩くことでつきます。
迷わないから大丈夫。
フェリーは3.5カナダドル、約10分。対岸に何があるかは知りませんが、そこで降りてそのまま乗ることができます。つまり7カナダドル。
片道代で、そのままフェリーに乗ったままで折り返していきた人もいましたよ(真似しちゃダメ)。
フェリーのデッキ。このようにケベックにはいたるところに州旗があり、そのアイデンティティがわかります。
フェリーから。まだ完全に陽は落ちていませんがライトアップされてます。
自分が乗った時は少し雨が降っていて、肌寒かったです。想定よりは暖かいのだけれど。
このセントローレンス川、アメリカとの国境の5大湖でトロントも面するオンタリオ湖から始まり、モントリオールを通ってケベックシティを経てセントローレンス湾(カナダの右上の方)へと流れ着きます。
河というのは都市と密接に関わっている、それを感じますねぇ。
自分はする度胸はなかったけれど、カナダでワーキングホリデーやりたいとかよくわかる。若いうちにやっておけばよかったって思うよ。旅するようになってからね。
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ケベックシティのグルメ
ビュッフェ・ド・ランティケールというケベック料理のお店で夕食。茶色いね、ご飯。
15カナダドルぐらい。
ケベックシティは観光地で少なくとも旧市街地は物価が高め。ケベック料理をこの値段でたらふく食べられるので良いか。
味は良いですよ。
クレープ料理や食べたクレープ。クレープっていても甘いのではなく、ハムとか入っています。これで10カナダドルぐらいだから高いよね。お腹膨れないし。
名物の一つであるミートパイ。見た目通りの味です。。
照明のせいもあるけれど、ブロッコリー以外全て写真の料理茶色いね。味は悪くないですよ。
なお、ケベックシティは新市街地も整備されていて、美味しそうなレストランが軒を連ねています。高級な感じの住宅地があったり。
ケベックシティのシャンゼリゼって呼ばれているとか。
モントリオールからケベックシティ、ケベックシティ駅から旧市街地へのアクセス
モントリオールからケベックシティはVIA鉄道が走っており、簡単に行くことができます。バスもあります。
自分は電車を使いました。ネットとか見ていると荷物の重さチェックがあるとか書かれていますが、別になかったです。ちなみに40分ぐらい遅れて出発・到着しました。
ケベックシティの駅はレストランが少しありますが、期待しない方が良いです。市街まで歩こう。
ケベックシティの駅から旧市街地までは徒歩約10分。小高い丘の上に市街地があるので、大きな荷物があるとちょっと歩くのは大変ですが、十分頑張れます。駅前の公園を突っ切って丘を目指して登っていけば良いので、旧市街地までは基本的に迷うことはないと思います。
* * *
いかがでしたか。
ケベックシティは本当に美しい。フランスとイギリスの影響で歴史のある城塞都市。
次の旅行先にぜひご検討ください。
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ケベックシティ、とてもオススメですよ!
モントランブランのことはこちら。
でもフランスの文化の裏には相当な闇があることも覚えておかなくてはならないです。
フランスはヨーロッパの強国で、日本で学ぶ歴史ではイギリスの植民地が強調されるます。確かにその面積や経済力などでいえばイギリスの方が大きい。
しかしながら、フランスはその植民地としてカリブ海のハイチ、アフリカのセネガルやコートジボワール、マダガスカル、インドシナ半島、南米ギアナ、ニューカレドニアなどもあります。
そう、全てではないがいわゆる開発途上国の多くはフランス語圏であり、フランス語を学ぶということは開発の分野でこれらの国々で活躍するためには必要なことでもあるので。
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