【トルコ トプカプ宮殿・地下宮殿】オスマントルコの栄華を伝えるチューリップの宮殿

帝王の門バーブ・ヒュマーユーン Tips

チューリップは原産地がアナトリア(トルコ)からカザフスタンあたりと言われるユリ科の植物で、和名を鬱金香(うこんこう)という。オランダのイメージが強いが、それは16世紀にトルコから伝わったものとされる。

つまり、チューリップはトルコなのである。ここ、オスマントルコの栄華を伝えるトプカプ宮殿もチューリップでいっぱい。

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トプカプ宮殿・地下宮殿の見どころ

トプカプ宮殿はトルコの世界遺産、「イスタンブール歴史地区」の構成遺産の一つ。トプカプ宮殿の「トプ」は砲台、「カプ」は門とも言われています。

スルタンのメフメト2世が1460年代から作り始めて1478年に完成。当時のトルコ、オスマン帝国の行政の中心地。1924年にトルコ共和国は博物館として解放。

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この写真は「帝王の門」(バーブ・ヒュマーユーン)と呼ばれているもの。

ハレムも有名ながら、上の写真の地下宮殿も見どころの一つ。オスマン帝国・オスマントルコ時代のスルタン(皇帝)の衣装や剣、その他諸々金銀財宝が展示されています。

中には中国の焼き物のほか、日本からシルクロードを通じて伝わった有田焼なども展示されています。それら展示物は写真を撮ることができませんが。。

大理石の柱、華麗なお庭も見どころです。

トプカプ宮殿は金角湾に臨んでおり、晴れた日は海の眺めも良いでしょう。私が行った時は絶望的な眺め。。

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トプカプ宮殿を出てアヤソフィアの反対側、地下宮殿はこのような様子。とても広大な地下宮殿で、中には水路がめぐらされています。

メデューサの頭の彫刻が横たわっていたり。イスラム教では偶像崇拝が認められていないため、メデューサもこんな扱いなんでしょうか。

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ほど近くにはスルタンアフメトモスク(ブルーモスク)があります。

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トプカプ宮殿とチューリップ

冒頭で書いたように、トプカプ宮殿はチューリップが至る所にあります。意識しないとわからないのですが、意識すればたくさん見つかる。

例えば壁紙のモチーフになっていたり、宝物にデフォルメされて乗っていたりします。それほどスルタンが愛した花であり、魅力的なものなのですね。

前述のようにトルコあたりが原産とされており、とても大切にされています。オーストリア人によって初めてヨーロッパに伝えられ、オランダへと広がっていきました(こちら)。日本では富山県53%、新潟県45%のシェアを持っているんだとか。

チューリップ相場という言葉があるようにかつては先物取引の対象として扱われ、チューリップの存在量以上のものが取引されたという歴史があるんだとか。

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ちなみにターキッシュエアラインズの機体にもチューリップが描かれているので、機体を見る機会がある方は探してみてください。

ラトビアのこちらの宮殿も素敵です。

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