【青森 恐山】青森に行ったら絶対に行きたいおどろおどろしい霊場。恐山に行ってみた。

DSC9759 - 【青森 恐山】青森に行ったら絶対に行きたいおどろおどろしい霊場。恐山に行ってみた。 旅行記

「今日は雨の予報のまま変わらないね。案の定昨日よりもひどいみたい。」

浅虫温泉で久しぶりに食事付きのホテルに泊まった私たちの今回の旅は雨だ。

昨日の八甲田山は小雨と言ったところで、不愉快ではあったが歩けないわけではなかった。しかし朝一(とは言っても9時ぐらい)は八甲田山のロープウェイは強風のため止まっていた。止むを得ず酸ヶ湯温泉から登ったのだが、そちらは風は全くなかった。頂上はすごい風で雨も強かったのだが。それでも10月頭で紅葉がモザイク状に始まっていたこともあり、登るのも大した距離ではなく非常に美しい山という印象が残っている。

しかし今日も雨とは恵まれない。

「予定通り恐山に行こう。別に山じゃないし」

そんな感じで予定通り恐山に向かった。

* * *

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私は恐山のことを何も知らなかった。しかし知り合いに「青森に行く」と話すと「恐山行くの?」と言われることが数回あり、興味が非常に強くなっていた。前日に調べるまでは山のことだと思っていた。

恐山のアクセスは必ずしも良くない。青森駅から自動車で行くのが最も望ましい。それも片道2時間半ぐらいはみておきたい。現地で観光の時間を2時間取るとすると朝9時に青森を出ても夕方16時ぐらいに戻ってくることになる。昼食の時間を考えると17時だ。浅虫温泉スタートとはいえ帰りの新幹線を考えるとそこまで余裕はない。ちなみにむつ市からバスが出ており、そこからアクセスすることもできる。

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下北交通 バス時刻表
下北交通は、青森県むつ市、青森県下北郡を中心に路線バス、スクールバス、貸し切りバス事業を行っています。私たちはお客様を安全にお送りします。旅の会の会員募集中

恐山はこの辺りだ。

我々は予定通り朝8時からのんびり食事をとり、わナンバーのフィットで北上する。振り付ける雨の中、下北縦貫道路を走る。六ヶ所村という新興宗教がありそうな村を駆け抜け、途中コンビニ寄ってお手洗いを借り、恐山に辿り着いたのは概ね予定通り11時半ぐらい。

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とにかく人間は「三大何とか」というのが好きだ。その三大なんとかのうち二つは確定しており、最後一つは曖昧なケースも多々ある。世界三大スープや日本三大都市だ。

恐山もそんな日本三大霊場に数えられるとのこと。残り二つは友人の調べによると高野山と比叡山とか。そんな常識らしいことを聞いたことがなかったのは私が不勉強なだけなのか、常識が歪んでいるのか。

兎にも角にも恐山は霊場だ。今から1200年前に慈覚大師円仁様によって開かれたとのこと。自動車でもくるのが大変なこの地を見つけて開いたり、似たようなことを書いたブログが複数あったり人間のやることは不思議でならない。

運転中からかなり感じていたが、車を降り立つと硫黄の匂い強い。なるほど、これが恐れられる由縁か。

500円払いお寺の境内に入る。雨は続いており足場は悪い。

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なんとこのお寺、境内の中に温泉があり、境内を進んで左に行くと女風呂、右に行くと男風呂がある。泉質は当然硫黄泉で薬効も入り口に書いてある。覗いてみるとちゃんと脱衣所と湯船がありもう少し余裕があったら入っていきたいぐらいのところだ。

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進んでいくと風車が倒れており、そこの賽銭が硫化して黒くなっていた。仏教の世界では風車が回る様子は輪廻転生を表す。この回りそうにもない風車は物寂しい。

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本堂の裏にある山々は昨日の八甲田山と同様、部分的に紅葉しており美しい。そして左側に目をやると地獄と極楽へ進む道がある。

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火山地形であるここは溶岩や硫黄によって部分的に不毛の状態となっており、見方によっては地獄に見える。硫黄であることを匂いや色以外にも証明するように、ここでも賽銭が真っ黒になっている。恐山の見所である極楽浜へ続く地獄へと登っていく。土と岩石で小さな川がいくつもできており歩きにくいことこの上ない。

「三途の川ってどれなんだろう」

友人も同じことを言いながら進む。ちゃんとした川をいくつも渡ったがそれらしい標識は一つもなかった。

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美しい澄んだブルーとはなっていないが極楽浜の青さはこんな天気でもわかる。極楽浜は硫黄が溶けてpHが低く生命が生きられない。そんな環境だから青くなっているとのことだ。

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地獄から極楽へ抜けたが、それでハッピーエンドと思っていたがその先にも地獄があった。世の中はそんなに甘くないようだ。いや、この場合世の中という表現が正しいのだろうか。

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この後、我々はフィットに戻って帰ろうとした。お寺からしばらく離れたところに橋があり、s「三途の川」と書かれていた。我々は一度恐山に入るために三途の川を渡り、再び戻っていったようだ。

雨で一段とおどろおどろしかったが、一日割いていく価値のあるスポットだった。

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