社会人なら知っておきたい!会計の基礎と4つの財務諸表

損益計算書 働くということ

会計。

ビジネスの基礎ではありますが、なんとなく知っていたりしますが簿記をやろうと思ったりしないと案外知らないことがあったりします。

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会計とは

会計とは一つの経済単位の財産についてその増減と原因を継続的に記録して一定期間ごとに明らかにする行為です。

イメージの通りの会計です。

会計公準

会計公準とは会計が行われるための基礎的前提及び仮定のことです。前提なのでこういうものだと考えましょう。

(1)企業実態の公準

企業は独立した人として考える。要は法人です。

企業を出資者である株主の集合体ではなく、株主から独立した別個の存在として考えなくてはダメというものということです。

株とかで出資してもらってもそれは直ちに社長のものとなるのではなく、「法人」としての会社の元として扱うという考え方です。負債とかも同じ、会社に帰属します。

(2)貨幣的評価の公準

全ての会計行為(記録・測定・伝達)は貨幣額によって示される。

ヒト・モノ・カネが企業の重要な資産ですが、ヒトは貨幣では表せません。なので貨幣的評価ができない。なので会計ではモノとカネを扱います。

(3)継続企業の公準

企業は永遠に継続するという仮定。

人為的に会計期間を定めなくてはいけないということにもなります。なので勝手に会計期間を切って配当を行ったりします。

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財務諸表

財務諸表と呼ばれるものには下記四つの種類があります。特に重要なのが賃借対照表よ損益計算書です。キャッシュ・フロー計算書はお金の流れが変ではないか、どれだけ営業活動や研究開発活動に投資をしているかの指標になるのでそういう意味では重要。

・賃借対照表→どれだけ持っているのか(財政状態)

・損益計算書→いくら儲かったのか(営業成績)

・キャッシュ・フロー計算書→お金の流れ

・株主資本等変動計算書

(1)貸借対照表(Balance Sheet(B/S))

一定時点、つまり決算日でのその企業の資産・負債・純資産を示した企業の財政状態を示す表。左側に資産、右側にお金の出所である負債と純資産。これらがバランスをしているからバランスシートです。

この表ではお金は右から左に流れていくというイメージが大切です。

資産は使ったお金と使っていないお金です。

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(2)損益計算書(Income StatementまたはProfit and Loss Statement(P/L))

一会計期間の収益と費用を対応させて経営成績を示したもの。最終的に企業の当期純利益を求めるために作られます。

収益と費用の差分が利益、つまり「収益 − 費用 =利益」なので、これを求めることが目的です。

収益は純資産(資本)の増加要因で、売上高、受取利息、固定資産売却益など。

費用は純資産の減少要因で、売上原価、広告費、減価償却費、災害損失などが該当します。

(3)キャッシュ・フロー計算書(Cash Flow Statement (C/F))

一会計期間における資金の収支状況を示すことを通じで儲けと支払い能力を示します。ここでいうキャッシュは現金と現金同等物を言うので注意です。

C.I.FはCash In Flow、C.O.FはCash Out Flowを意味します。

期末残高が貸借対照表の現金預金とは近似します。

支出は資産が増えても増えなくても該当するので費用とは違いますし、当期中に入金されなければ収入となりません。そういう意味で、近似です。

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(4)株主資本等変動計算書((Statements of Shareholders’ Equity:S/S))

賃借対照表の純資産の一会計期間における変動額のうち、株主に帰属する株主資本の各項目の変動自由を報告するために作られます。純資産を株主資本、評価・換算差額、新株予約権、非支配株主持分の4つに分けて書きます。

2006年の新会社法で出現しました。

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