絶海の孤島として知られるイースター島、現在は入島することができます。コロナ前とは少し変わっているようなのでその情報をお伝えします(2022年12月中旬の情報です)。
なお「イースター島」と呼ぶことはほとんどなく、スペイン語で「イスラ・デ・パスクア」、現地語で「ラパヌイ」であり、「ラパヌイ」が最も一般的です。
イスラ・デ・パスクアはイースター島と同じ意味のようです。
チリに入国する条件
イースター島はチリに属しています。
そのためまずチリに入らなければなりません。チリの入国はワクチン接種証明が求められます。
島に入る条件
島に入る際にも改めてワクチンの接種証明が求められます。2022年8月頃まではPCRも必須条件でしたが、2022年12月の時点では必要なくなっています。
そのほか、
・往復チケットの予約
・SERNATURのリストにある宿を予約していること(https://serviciosturisticos.sernatur.cl/nueva_busqueda.php?page=1&tipo_servicio=0&clase_servicio=0®ion=5&comuna=521&nombre=)
・エントリーフォームの入力(https://ingresorapanui.interior.gob.cl)
が必要です。
上記エントリーフォームに着日、発日、宿を入力する項目があります。サンティアゴの空港でそれの内容の確認が行われ、航空会社のチケットの他にAUTHOLIZEDされた旨が書かれた紙が渡されます。
エントリーフォームは直前でもできますが、前日ぐらいには行っておくとスムーズかと思います。
飛行機は週3便〜4便と限られるため、事前にスケジュールを立てておく必要があります。
観光するのもちょっと大変?
イースター島は観光するのもちょっと煩わしいところがあったります。以下、条件や注意事項です。
観光する条件
・観光チケット
まず、トンガリキ(モアイが15体並んだところ)等の観光名所に立ち入るためには国立公園のチケットの購入が必要です。当日現地で購入することもできますがオンラインで事前購入も可能。80USD(以前は60USDだったようです)。カードでも払えます。10日間使用可能。
・ローカルガイド
以前は現地を自力で観光することもできたようですが、コロナ禍を経てガイドをつけないと観光名所には基本的に入れません。上記チケットと合わせて二重負担を強いられます。ツアーに参加することが現実的ですね。
サンセットモアイ等、一部なしで見られる場所もあります。
観光するときの注意
・クレジットカードは結構使えるがUSDは怪しい
ラパヌイは観光地なのでクレジットカードはスーパー等でも使用することができます。しかしUSDが使えると書かれているところは少なかった印象です。聞いてみた方が良いです。
・レンタカー使用時の注意
レンタカーが基本的に日本とは逆の右側通行なのは自明、マニュアルが多いことはクリアできるとして、保険がありません。話によると動物に傷をつけられた場合でも300USD相当程度の支払いが求められたとのことでした(そもそも傷だらけの車なのに)。
またローカルガイドがないと名所に入られないことからレンタカーでの旅はちょっと難しそうです。
・レンタサイクル使用時の注意
坂道が多いため結構辛いですが、海沿いの道を自転車で回るのは爽快。レンタサイクルも保険がないため扱いは注意が必要です。1日あたり20USD程度。
・結構雨が降る
結構な頻度で雨が降ります。12月の4泊の滞在で2回雨が降りましたが、いずれも1時間程度の雨でした。折りたたみ傘あった方が良いかもです。
・4Gがない
スマートフォンを使う際の注意ですが、島として4Gが入りませんでした。宿はWi-Fiが使えるところの方が安心かも。
・物価が高い
とにかく物価が高いです。ハンバーガーやエンパナーダ等、軽く食事をするのでも10USD相当ぐらいは覚悟した方が良く、セビーチェ等を食べるとそれだけで30USD程度になります。
その他の情報
・2022年12月時点の日本人在住者は9名とのこと
・日本人宿はやっていないみたい
* * *
ちょっと煩わしいことも多い島ですが、それでも実際に行ってみる価値のある素晴らしい島です。
ぜひ一度、行ってみてはいかがでしょうか。
※2022年12月の情報です。公式サイト等で最新の情報もご確認ください。
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