【南米;エピローグ】南米3ヶ国の旅を終えて。

IMG 1412 scaled - 【南米;エピローグ】南米3ヶ国の旅を終えて。 旅行記

三週間にわたる南米の旅を終えた。いや、まだ帰りのJL15の中にいるため「終えようとしている」が正しいと思う。いや、南米を出た時点、いやラパスを出た本質的は終えている。

そんなことはどうでもいいのだが、今回の旅を振り返ると素晴らしいものだったとしか言いようがない。イースターに3泊はちょっと長すぎかなと思ってしまったが、そこからもまた大変楽しかった。

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ドライバーが寝坊したり、犬に甘噛みされたりしたものの、キャッシュカードはATMになんとか飲み込まれなかったし(一度怪しいのにはあった)、ぼったくりもめくじらを立てるほどではない。思い残すことは山ほどあるが、限られた時間の中ではベストを尽くせたと言っても過言ではなかろう。

ダイジェストすると以下のようなところだろう。

 自然:パタゴニア、イースター、アタカマ、ウユニ。

 動物:羊、グワナコ、ピクニャ、リャマ、アルパカ。犬、馬、牛。

 暮らし:サンティアゴ、バルパライソ、ラパス、ティワナク。

南米の人を思い出すとアルゼンチンは時間にルーズで結構適当。白人系が多い印象。チリはアルゼンチンよりはかなりしっかりしている白人国家といった印象。

アルゼンチンはコロナ対策を全くといっていいほどしていない印象だったが、チリはちゃんと消毒液があったりパネルでの警告があったりした。首都や最大の都市を見ればある程度その国の力がわかると考えているなかで、ブエノスアイレスやサンティアゴを見られなかったのは残念である。

チリはバスの時間等はしっかりしている。首都のサンティアゴは落書きが多く雰囲気も落ち着かなかったが、実際の治安はわからない。国会があるバルパライソはエネルギッシュで屋台が延々と続く。北部のサンティアゴ=デ=アタカマまで行くとネイティブの人が多い。おそらくその土地がチリに編入させられた経緯もあるのだろう。ボリビアとしてはたまったものではないが、現地の方はどう思っているのだろうか。

一方でボリビア。民族的には現地系の方が多く、ペルーにもケチュア系の方は多くいたが、ボリビアの方がネイティブの人が多そうだ。当然ではあるが気候・土地その他利便性の高い土地ほど欧州系の人が多い。

ボリビアはコロナ対策と時間管理ともに最もしっかりしていた。首都のラパスは途上国感のあるすごいエネルギー。アルゼンチンとチリは大体どこでもクレジットカードが使えたが、ボリビアは案の定限定的だった。スマートフォンの電波だってそうだった。

今回の旅の改善できる点、反省点としては星空用のレンズを持っていていないところ、ツアーをもう少ししっかり選ぶことかな。

パイネではツアーに頼らずトレッキングをするべきだったのかなとも思うし、もう一日二日詰められるところもあったのかなとも思う。その時最善と思ったのだから仕方ない。

時間があったら、と思うところも多くあった。パタゴニアの草原でアサードを焼くツアーなんてものもあるし、砂漠ツアーももっと色々奥が深い。ボリビアのトレッキングもとってもとっても魅力的だ。

食に関して言えばアルゼンチン・チリともに「サンドウィッチ」「エンパナーダ」「ピザ」。つまり、パンに何か入れたり載せたり挟んだりしたもの。特にバリエーションが少なく、それ以外を食べようと思うとすると非常にコストがかかってくることがわかった。特にパタゴニアのアサードなんてものは一人旅には高すぎる。

出会った旅人達を見るとトレッキングが好きで非常に長期な方が多いようであった。三週間の私が最も短いというのも悲しい話であるが、私としてはそれを十分に生かし切ったと思う。だけどもっと長くトレッキングもある旅をしたい。

前職についても、また今後についても思いを馳せることがほとんどなく、それぐらい目まぐるしい充実した旅であった。自分が逃げていたからかもしれないが。

目標としていた本は5冊とも予定通り読み終えた。

2023年、新たな年として新たな仕事を始め、まずは仕事に関連するところをガッツリと学びたい。また旅をし、山に登り、仲間を守り増やし、然るべきところに課金をする。そんな年にしていきたい。

旅と不便益、旅とインプット(待ち時間)、そういったことをテーマにエッセイ的な何かを描いてみようかしらん。

コストは以下のようなところ。かなり航空券に使ったようなので、原油価格次第なところもあるかな。

・日本往復航空券30.1万円

・航空券:ブエノスアイレスからエルカラファテ 1.5万円

・航空券:プンタアナーレスからサンティアゴ1.5万円

・航空券:イースター島往復8.3万円

・航空券:サンティアゴからカラマ1.5万円

・航空券:ウユニからラパス1.5万円

・バードウォッチング0.5万円

・アタカマウユニツアー2.2万円

・イースターツアー1.3万円

・星空ツアー1.3万円

・ロスグラシアレスツアー1.3万円

・パイネツアー1万円

・アタカマサンセットツアー0.6万円

・レンタサイクル 0.5万円

・国立公園入場料合計4万円

・宿代は3000円×20泊と概算して6万円

・食費も一日2000円×20日と概算して4万円

・その他交通費で合計2万円

合計70万円強。時折食事等が高くついてしまったところはあるが、まぁそれも含めて旅と考えるとやむを得まい。

プライオリティパスは7回使った。かなり食費浮いたと思う。

・往路のJFK

・往路のリマ

・パタゴニア プンタアナーレス(サンティアゴに飛ぶ前)

・サンティアゴ(イースター島に飛ぶ前)

・サンティアゴ(カラマに飛ぶ前)

・ラパス(帰路)

・リマ(帰路)

新型コロナウイルスへの積年の恨みもある程度果たすことができたとし、とりあえず今回の旅を終えようと思う。そろそろ、次のページに進もうか。

(了)

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