【ラトビア】ユールマラ、ルンダーレ宮殿への行き方!バルト三国の真ん中・ラトビアの魅力はリガだけじゃない!

DSC01673 1024x683 - 【ラトビア】ユールマラ、ルンダーレ宮殿への行き方!バルト三国の真ん中・ラトビアの魅力はリガだけじゃない! 国・街ガイド

ラトビアという国をご存知ですか。

バルト三国の真ん中にある国で、首都はリガ。ラトビアの人口は211万人(2018年)で名古屋市よりちょっと少ない。首都の人口は70万人で大田区とか静岡市ぐらい。

初めての一人旅の地のひとつ、ラトビアの概要をご紹介します!

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ラトビアの見どころ

リガ

リガはラトビアの首都。ハンザ同盟の一都市として発展してきたドイツ騎士団の面影を残す中世ヨーロッパの都市が残る旧市街地。

旧市街地は世界遺産にも登録されています。

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ユールマラ

ラトビアのバルト海というと寒々としたイメージしかないかもしれませんが、ユールマラはバルト海に面したリゾート。

ホテルや別荘、お土産物屋さんもたくさん並んでいるとっても雰囲気のいい街です。ロシア人の保養地にもなっているようです。

海には入っていないけれど歩くだけですっごい気持ちよかった。

リガから電車で30分ぐらい。30分に一本ぐらいの頻度で運行されているので安心。

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電車はこんなやつ。ソ連時代の面影を残す雰囲気。無骨な感じがたまりませんね。

バウスカ城

ルンダーレ宮殿に行く拠点の街であり、バウスカ城という古城がある街。

バウスカ城は15世紀の城跡部分と16世紀後半にクールラント公が立てた宮殿部分からなります。ロシア軍に1706年に壊されていますが、眺めは素晴らしい。博物館にもなっています。

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博物館の部分にあった謎のぬいぐるみの謎の謎。謎。

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ラトビアの平原っぷりを感じます。

ルンダーレ宮殿

「バルトのベルサイユ」。ロシアの女帝アンナ(1693-1740年)に愛されて貧しい貴族からクールラント大公に昇格したビロン公の夏の宮殿として建てられたとか。

宮殿自体はサンクトペテルブルグの冬宮などを手がけたイタリア人のラストゥレリさんが作ったとか。1736年に作り始めて1768年に作り終わったとか。30年以上かかっているのは冬は寒くて工事ができなかったのかな。もしくは途中で女帝が死亡したてビロン公がシベリア流刑になったからかな。

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バロック様式の非常に巨大な宮殿。ベルサイユ宮殿にもシェーンブルン宮殿にも行ったことがないけれど、ラトビアの宮殿がこんなに美しいのだから、世界中の富を集めたこれらはもっとすごいのだろう。

とはいえこのルンダーレ宮殿をなめるなかれ。

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宮殿内部はロココ調の装飾で埋まった本当に贅沢な空間。絵画やオブジェも無数にある巨大な建物。

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庭園も本当に広い。この庭はフランス式らしい。こちらが日本語で書かれた政府のページ。こちらが公式ホームページ。

アクセスは頑張ってバスを乗り継ぎます。

バウスカまで行った後、 “Bauska – Rundāle – Svitene”, “Bauska – Jelgava” (via Eleja or Jaunsvirlauka), “Bauska – Dobele” または “Bauska – Bērstele” 。

時刻表はこちらから頑張って探します。

バウスカから15分ぐらいらしいですが、本数が少ないようなので気をつけてください。

ラトビアの食べ物

ラトビアの食べ物で最も印象的なのは、ビーツの冷製スープ!写真の奥に見えるやつです。

ビーツはロシア・ウクライナ料理のボルシチなどにも使われる根菜です。

ただ、それを知ったところでこのスープは、ぱっと見、怖い。

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でも味にクセがなく、甘い飲みやすいスープで安心。

基本的にドイツ料理の影響を受けており、イモとかライ麦パンとかお肉とかチーズとか。ブラッドソーセージも食べられます。コケモモジャムも作られるようなので、ここでもきっと添える。川が近いからかバルト海があるからか、お魚もちゃんと食べます。

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リガの旧市街地の近くにある市場はとっても賑やかで、豊かな土地なんだなぁって感じます。

ラトビアのお土産

ラトビアはお土産も結構あります。

バルト海近いのでアンバー(琥珀)が名産で、リガの旧市街地にもたくさんあります。

はちみつも有名。また民芸品やラトビア柄の衣類などもかわいいです。そしてお酒。その名も「ブラックバルザム」。スーパーなどでも買えます。アルコール度数45%。

24種類の薬草が入っているという薬草酒で、なかなか存在感のある味がします。コーラとかコーヒーとか、たくさん割って飲みます。アイスクリームにちょっとかけて食べるのも美味しい。

首都のリガに行ったらブラックマジックっていうカフェバーが良いみたいです。自分は違うところ行ってしまったのですが、ここはおしゃれそう。またリガ行きたい。

ラトビアの社会問題

そんな魅力溢れるラトビアですが、ロシアとはよろしくやれていないようです。

ラトビアの人口に占めるロシア系住民の割合は27%、首都のリガではラトビア人・ロシア人の割合がいずれも40%ほど。

しかも旧ソ連時代に永住してきた人には国籍が与えられていないという問題も。

公用語はラトビア語のみ。ロシア語を第二外国語をするという国民投票が2012年に行われて75%弱の反対で否決。当然ロシア系住民には投票権なし。

また人口の流出が非常に早く、今後はそこをどう食い止めるかが非常に大きな問題です。

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ラトビアのポテンシャル

またラトビアはソ連の分業政策で重工業を担当しており、栄えていましたが、規模が小さい。そして残念ながら工場などは引き継がれず。

今は繊維・木材・食品・金属などの加工や一部薬品が主要な産業。

2005〜07年には二桁の経済成長を遂げていたが、2008年には世界的な不況を受けて二桁のマイナス成長。2011年から再びプラス成長。今も安定して成長しており、OECDにも加盟。

そんな背景がある上、今は貿易拠点として開発を進めているようです。

ロシア系住民が多いことは逆にメリットにもなっているようで。ロシア語話者が多いことは巨大な市場であるロシアの窓口として非常に有利です。またリガ港は非常に大きな河川であるダウガヴァ川が注いでおり、運河としての価値も高い。

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奥に見えるのがダウガヴァ川

また市民が作ったというサイトManaBalss.lv。ラトビア語とロシア語しかないのでさっぱりわかりませんが、国民が議会に提案を投稿できるようです。

そこで一定数の投票とか有識者が認めた場合、議会で取り上げられることもあるようです。

今後に期待ですね。

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