キプロスは一つの島でありながら首都のニコシア(レフコーシャ)をとって南北を分ける国境が引かれている島で、北がトルコ系、南がギリシャ系。我々がキプロスと呼ぶEUに入るキプロスは南側です。
今回はそんなきな臭い話は置いておいて、キプロスの山の中の観光名所、トロードスの見所をご案内します。
※特筆事項がない限り本Webサイトでは「キプロス」は南側のキプロス共和国を指します。
キプロスの概要
まずは復習、そもそもキプロスとはどこにあるどんな国なのかざっくりと。
キプロスはこの辺り。
地図を見る限りはギリシャよりもトルコやレバノン、イスラエルの近くにあります。ですがEUに加盟しており、通貨もユーロ。ビザンツ帝国を感じさせる正教です。
首都はニコシアという街で、首都を通って南北を分ける国境が引かれています。北キプロスは日本は国家として認めていません。トルコが実効支配しているという位置付けです。通貨もトルコリラで宗教はイスラム教。
概要はこちらにも。
観光地はラルナカ、パフォス、アヤナパなどがあります。島国なので魚がおいしいしビーチもあります。
そして、今回紹介するのは山。
トロードス地方の壁画教会群
キプロス島は海だけではありません。島の中央部には標高1,951メートルのオリンポス山があります。そのオリンポス山があるのがトロードス地方と呼ばれる地方。
トロードス地方の壁画教会群は世界遺産にも登録されている観光地で、トロードス山脈の南側の丘陵地帯にあります。10の教会や修道院が世界遺産を構成しており、フレスコ画やイコンが残されています。
アシヌ教会、ボディトゥ教会、聖ニコラオス教会のイコンは必見。ですがイコンはずっとみていると具合が悪くなってしまうことがあるので注意してください。
500年にわたって建造されたため様式が多様であり、キリスト教の宗教画の歴史を感じることができます。
マカリオスが眠るという廟もあります。
この一帯はバラも有名でローズウォーターやジャムも売っています。乾燥させた果実やキプロスワインも。キプロスワインは甘くておいしいのでお土産にオススメです。カコペトリアという街が観光地になっており、ツアーだとそこに連れて行ってくれます。
石造りの街がとてもきれい。
キッコー修道院はキプロスで最も有名な修道院でいわく付き。標高1,140メートルもあります。
トロードス地方に行くには・・・
トロードス地方はレンタカーで自力で行くこともできますが実際に行くのは山岳地帯だし結構危険。
潔くツアーに参加することをオススメします。私はパフォスからツアーに参加しましたが曜日によってはその街からツアーが出ていないことがあるので注意しましょう。
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