一応北アルプスを登ったことはあったのだが、それは登山を始める前に何もわからず大した装備もないまま乗鞍岳に行ったことがあったぐらいで、あとは白馬岳の麓と旅行で行った黒部ダムぐらいである。
2019年の目標に「北アルプスを登る」としていたこともある上、行くことを友人と6月ぐらいから相談していたこともありこの上なくワクワクしていた山行であった。
北アルプスは250万〜150万年前に隆起が始まり、穂高岳や爺ヶ岳などが噴火を繰り返して育っていったらしい。その後150万〜60万年前にさらに隆起して雄大な山脈に育ったとのこと。隆起によってできていこともあり地層が傾いていることやその内部にあった花崗岩が出てきたようだ。またその後の氷河期には氷河侵食やホルンといわれる形状が形成されて今の形となっていった。
今回のルート:燕岳〜大天井岳〜常念岳〜蝶ヶ岳
我々が選んだコースは中房温泉の登山口から燕岳〜大天井岳〜常念岳〜蝶ヶ岳という縦走である。仲間は私を入れて5人。
日程は2019年9月13日(金)前泊で14日(土)から燕岳へ登り始めて大天井岳の大天荘に泊まる(私はテント泊)。翌日15日(日)に常念岳を超えて蝶ヶ岳ヒュッテに泊まる(私はテント泊)。最終日16日(祝)は三俣峠下って温泉に入って帰るだけ(私はこのあと直接出張先へ)。
なお私は初めてのテント泊で、格安で購入した75リットルのアコンカグアのザックを使用した。そして75リットルもいらないということを知った。
13日の前泊は塩尻の信州健康ランドでの仮眠。クーポンあり。露天風呂も多く、仮眠だけで終わってしまうのは本当に勿体無い最高の健康ランドだ。
まずは、中房温泉の登山口へ
まずは登山口に行く必要がある。
登山口へ行くために信州健康ランドを朝4時ぐらいに出発、友人の自動車で穂高駐車場へ。
友人の車に不要なものは置くことができたため、必要最小限で向かうことができた。
まだ月が輝く最高密度の青い空の下、そこから始発?のバスに乗る。案の定臨時便が出ており、長蛇の列ができていたが円滑に乗ることができた。
我々は前々日ぐらいに穂高駐車場からタクシーで行こうと南安タクシー、安曇観光タクシーへ電話をしていたが、案の定確保することはできなかった。
南安タクシーが運行するこのバスはこのハイシーズンを当然理解しており、人の積み残しがないように無線で連携を取りながら人をピックアップして登山口へ向かっていた。
バスの中では仮眠をし、そして中房温泉へ向かう。
中房温泉へは¥1,700、約1時間。
中房温泉〜燕岳へ
まずは人気の燕岳へ。
お手洗いへ行き、燕岳の登山口へ。燕岳はやはり大人気で最初は渋滞。我々は登山慣れしている人が過半数を占めていたこともありゴボウ抜きにして行く。
三大急登と言われているが、大した時間でもないし大丈夫。
森林限界も超えない最初の登山口は普通の山である。
仲間たちと旅の話でもしながら歩く。
「え、チュニジア行ったことあるの?大丈夫なの?」私はつい聞いてしまう。
「大丈夫でしたよー」と返ってくる。愚問愚答。
合戦小屋までコースタイムで2時間15分程度、我々の足で1時間40分程度。
途中、スイカで有名な合戦小屋がある。その合戦小屋でスイカを食べて一休み。今シーズンスイカを食べた記憶もなく、とてもありがたい上に疲れてもいたのでびっくりするぐらい甘くて美味しい。一切れ500円。
みずみずしいスイカだった。隣には滑車があり、きっとそれを使ってスイカやその他物資を合戦小屋や燕山荘に送っているのだろう。
特筆事項はないので燕岳へ向かう。
燕岳はその近く、燕山荘が有名である。正直、十分景色は綺麗だし、燕山荘に泊まるもの悪くない。とはいえ動き足りないのも事実。というか大天荘を抑えているので燕山荘という選択肢はそもそもない。
燕山荘を含め、大天荘など燕山荘グループの山小屋はWebから予約することができる。
燕山荘から燕岳へ行き、わーイルカだー、とか言ったりして燕山荘に戻る。その周りで昼食をして次に向かった。
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