【熊本・長崎旅5】歴史の舞台:天草・島原を知ると世界の思想が見え始める

DSC00377 scaled - 【熊本・長崎旅5】歴史の舞台:天草・島原を知ると世界の思想が見え始める 旅行記

天草といえば、一揆。

島原といえば、一揆。

ん?天草島原の乱。なんだっけ。そもそも何県だっけ。

そうなるのは理系の我々だからだろうか。

* * *

お金を使うことなく津崎天主堂と博物館を見終えた私たちは次の舞台である島原半島に向かう。今日はちゃんとした旅館に泊まって翌日に雲仙に登る予定だ。考えるだけで最高だ。

とはいえ天草に来たのに教会ひとつだけしかみていないというのももったいない気もする。当初の目的地がそこだけというのもプランが悪いとしかいえないが、幅を持たせるのが旅の楽しさでもある。

島原半島への道は東側、地図で言う左側を途中から海に沿って北上していくことになる。美しい海岸線とはいえないが、それでも海が見えるとなんとなくうれしく感じてしまう。

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道中九州電力の発電所があり、その存在感は圧巻だ。

「めっちゃみてみたい」

自分はふともらす。

「え、寄ってく?」

「流石に他の予定圧迫しちゃうし、そもそも予約必要なんじゃないかな」

とまぁ残念ながら行くことはできなかったのだが、やはり興味は沸いた。見たことがないものは見てみたい。今度どこかの発電所の見学でもしに行こう。

ちなみに苓北(れいほく)発電所というところで、案の定予約が必要な上、コロナ動乱で見学の受け入れは中止中とのことだった(公式)。

友人の運転する隣側で、私は昨日の民宿で入手した天草のマップを見る。

「城あるじゃん、いってみよう」富岡城というらしい。まぁ城跡だ。

そう、この辺から

この辺へ移動する。

富岡城があるのは富岡半島というらしい。あまりにもノープランだ。

流石に迷うことなく、砂州地形を走り抜けて高台にある富岡城に辿り着く。高台にありがちなすれ違うことができない車道を登るのは自分の運転でなくてもちょっとヒヤッとする。

そこはビジターセンターになっていたが、このコロナ禍で外部の者は立ち入り禁止。ただし、城跡の外の部分は見られた。島原半島まで見渡すことができ、十分な景色だ。

ここにもクリスチャンネームというのだろうか、横文字が付いた日本人の像が飾られていたりと歴史を感じる。天草の子の入り組んだ地形が隠れクリスチャンにとってよかったのだろうか。地理の悪戯で、この地が教科書にも残る歴史の一部を作っている。

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さて、お腹がすいた。

グーグル先生にお伺いをしながら適当に行くことにする。

「この半島で食べる?」

「ありそうだけど、フェリーターミナルまで行った方がいいんじゃないかな」

「オッケー」

とか言いながら、道中でお寿司屋さんを発見。

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我々はGoToクーポンを持っていたため上握り寿司とかいう普段食べないようなものをランチでいただく。この度でいただく魚たちはどれも弾力があって味がしっかりしている。

そして次なる地、雲仙のある島原半島へ向かっていく。

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