初めてバックパッカーの旅に出る方、もしくはバックパッカーの旅に出ても荷物がそれが最適だったかわからない方、いるんじゃないでしょうか。
私が三週間の南米旅に行った時の荷物を全て紹介します。日数が長くてもほぼ変わらないと思います。また地域によってもほとんど変える必要がないと思うので、ぜひご参考にしてください。
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ザックとデイバック
まずはザックから。
ザックはグレゴリーの登山用のザック、ZULE35。別にこちらのザックである必要はありませんが、非常に背負いやすく、重さを感じにくい構造で背面もメッシュ。35リットルというのがキーで、この容積だと飛行機に預け入れる必要がないことが重要。重さで引っかかることもありますが、35リットルぐらいのザックだと、ほとんどのケースでチェックインで重さを測るように言われません。ただしLCCは厳しいことが多いので要注意です。
なおデイバックとしてノースフェイスのClassic Kanga IIを新たに購入しました。
このデイバックはスポーツオーソリティの特注品のようですが、容積が8リットルと大きく、また軽くシンプルな構造でこちらを選択。望遠レンズをつけたままカメラが入ること、を基準に選定。
では、中身です。
左上から・・・
一段目
カメラ、レンズ、そのポーチ、ダウンジャケット/ダウンパンツ、歯ブラシ、シェーバー、レインウェア、靴下、短パン(水陸両用)
二段目
ワイヤーロック、ロック、書類ケース、コップ、Kindle、三脚、シャンプーコンディショナー、洗濯洗剤、ミニタオル、クリーム、シャツ、パッカブルパンツ(寝る時用)
三段目
地球の歩き方、ノイズキャンセリングイヤホン、常備薬/ビタミン剤、日焼け止め、マスク、小分け用の袋、モバイルバッテリー、ヘッドライト、折り畳み傘、アイマスク、マルチプラグ、充電用ケーブル、サングラス、スタックバック、ズボン、帽子
さて、カテゴライズしてみていきましょう。
衣類関係
インナー
インナー(下)は洗濯のタイミングを考えて3〜5枚程度あればいいかなと思います。上はTシャツ等、基本的にそのまま外に出られるものを選ぶべきでしょう。選定の際は乾きにくい綿をできるだけ避けて、速乾性であるものを選びましょう。そうすれば夜に洗濯して翌朝にはなんとか乾きます。
別に現地のお店とか屋台とかで買えばいい、それぐらいの気持ちで良いと思います。
ミドルレイヤー
Tシャツの上に羽織るもの。2〜3枚程度。肌触りが良く、乾きやすくてコンパクトで軽いものを選びましょう。日光から守る意味でも重要。
一つはモンベルのクールパーカ/クールフーディはオススメ。上記条件を満たしています。もう一つはポリエステルでシワになりにくい、オシャレなものを選ぶとか。
ボトムス
一番乾きにくく嵩むのがボトムス。できるだけ街でも自然の中でもはけて、洗わなくても気にならないものを選択しましょう。
またパジャマがわりにもなるボトムスとしてのオススメはこちら。軽く、着心地・肌触りが非常に良い。街でも全然履ける。撥水性もあり、しなやか。ポケットにパッキングもできる。
防寒具
一番嵩むのが防寒具。今回私はフリース(写真外)、ダウンジャケット、ダウンパンツ、ウィンドブレーカー(ジャケット)を持って行きました。必要に応じてヒートテック等の冬物インナーを。これだけあれば極地でなければ大丈夫。
今回汎用アウター兼ウィンドブレーカーとしてノースフェイスのベンチャージャケットを持って行きましたが、こちらは街でも着られるし汎用性が高い優れものです。ただ雨具のようなスペックはありません。
水着
海外では温泉等でも水着は必須。いざという時のためにもあった方が良いと思います。メンズはパタゴニアのバギーパンツが最強。水陸両用なので街中ではいてもOK。しかもリサイクル素材と環境にも良い。完璧(やや高い)。
ユーティリティ関係
変換プラグ、モバイルバッテリー、ケーブル。人によっては変圧器、ドライヤー。ヘッドライトも。
変換プラグはこちらがオススメ。USBを直接給電できるものが良いですね。
またケーブルはこのマルチのものが非常に便利。自宅用、会社用、持ち運び用と欲しいぐらい。
ヘッドライトもあると夜の出発やゲストハウス等で非常に便利です。
カメラ回り
こちらは人によって大きく分かれる、かつこれが最もネック。体積は大きいし、重たいし、沼だし・・とはいえ、旅の目的にもなりうるものなので、私の場合をご紹介します。
カメラ本体とレンズ
私の使用するカメラはSONY α7C。人によって違うため書いてもしょうがないため詳細は省きます。
一方、レンズのオススメのセットは望遠1本と星空用広角1本。望遠レンズは50mmスタートが汎用性が高くオススメです。星空用はF2.4程度のものがあると良いですね(持っていけばよかった)。
SONY α7C、フルサイズミラーレスでは比較的安価で何より軽いので新たに買う方、初心者の方にもオススメ。
レンズはこちらの望遠レンズが非常に良いです。高いですが、スペック等を考慮すると全然あり。
以下の16-35は星空を撮るにはいささか暗いですが、16mmのワイド感、テレも35mmまでで汎用性が広く、とっても使いやすい。
経済的に余裕がある方はこちらを。こちらであれば星空もカリッと映ると思います!
カメラ周辺機器
今回の場合、三脚と三脚座です。三脚に関しては星空を撮影する方は必携。
オススメは以下。
5段に畳めるためザックに十分に収納することができ、高さも1.4mまで伸びます。1.05kgと軽く、耐重量も4kg。金額も1.5万円しない。このスペックを超えるものには、もっと高い三脚含めてまだ出会っていません。なお、SDカードは予備も忘れずに持っていきましょう。バッテリーはUSB用のモバイルバッテリーがあれば良いと思いますが、氷点下だとすぐバッテリーがなくなるケースがあるのでもう一つバッテリーがあってもいいかもしれません。
Fotopro Aircrossシリーズはもっと軽い。耐重量は下り値段は上がりますが、財布に余裕がある方はこちらの方がオススメです。
日用品/消耗品
水回り関係
洗濯洗剤、シャンプー、コンディショナー、ボディーソープ等。百均に個包装のものも売っていますし、シート上のものもあります。またナイロンタオル(身体洗うタオル)があるとQOLが非常に上がります。
薬等
ご自身で必要なものをお忘れなく。山間部が多い場合等はビタミン剤があると良いです。また高山に行く場合は事前にダイヤモックス(高山病の薬)と痛み止めを持っていくと良いです。
シューズ
トレッキングをする場合はトレッキングシューズ。簡単なところならローカットのトレッキングシューズが良いでしょう。ノースフェイスのベロシティシリーズはローカットのトレッキングシューズでありながら街でもかっこいい。
プラスでサンダル。
靴と組み合わせるならサンダルのオススメはTeva。
暑い地域に行く等、サンダルのみで乗り越えるのであればオススメはKEEN。
電子機器
Kindle、ノイズキャンセリングイヤホン、MacBook Air 13inch・・・
旅が長い場合、ぜひKindleを。隙間時間を有効活用できます。国外だとAmazon的に新しい本を買えないため、日本でたくさんダウンロードしておきましょう。
ノイズキャンセリングイヤホンも便利。飛行機で映画見る方はワイヤレスではない方が良いです。私はワイヤレスとケーブルありの両方を持って行っています。
パソコンは旅が長い方はあってもいいかも。アウトプットの速さが全然違うし、予約とかもかなりスムーズ。
鞄関係
ちょっとしたものだけ運びたい時にはパッカブルなバックパックがあると便利。またスーパーでの買い物用にエコバックも。
スタックバックにもなるPackBag+も汎用性高くてかなり便利です。
その他
参考までに、
折り畳み傘、薄っぺらい綿のよくある安っぽい白いタオル(無くした)、S字フック、ペン、ノート、サングラス、アイマスク
があると便利です。
当然の持ち物として、財布とパスポート、場合によっては国際運転免許。
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以上、いかがだったでしょうか。
これら全てが35Lのザック+デイバックに入れられます!!ザックは「35リットルにする!」と決めて入れる工夫をすることが最も大切です。
では、良い旅を!
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